白バラ映画祭(2006年)


2006年、映画「白バラの祈り」が公開されました。これに合わせて、
「白バラ映画祭」(1月25日〜27日)や「ゾフィーショルと白バラ展」(2月3日〜8日)が開かれ、
この年は「白バラ抵抗運動」にスポットがあたった1年となりました。

東京・南青山にある「ドイツ文化会館ホール」で行われた「白バラ映画祭」では、
「白バラは死なず」や「白バラの祈り」、日本未公開の「最後の5日間」が連日上映されました。
「最後の5日間」は、ゾフィー・ショルの逮捕後の5日間を、描いた作品です。

最終日の1月27日には、映画上映の後に、「白バラ」に関するシンポジウムが行われました。
「白バラの祈り」を撮ったマルク・ローテムントや白バラ財団名誉理事長のフランツ・ミュラー、
「白バラは死なず」を撮ったミヒャエル・フェアヘーヘンや主演した女優のレナ・シュトルツェらが
来日し、パネラーとして発言、満員の会場は熱気にあふれました。

私は、この「映画祭」に通い詰め、20年ぶりにかつて自主上映した「白バラは死なず」や
「白バラの祈り」や「最後の5日間」を見ました。

シンポジウムにも参加し、会場からの発言として
1986年に「白バラは死なず」の自主上映を地域で行ったことや、
「白バラの祈り」、「最期の5日間」についての感想と疑問点を発言しました。

地域で自主上映したことについて、ミヒャエル・フェアヘーヘンや
レナ・シュトルツェは大変喜んでくれました。
また、私の質問にはパネラーの人たちが、丁寧に答えてくれたことを覚えています。
シンポジウムの後、レナ・シュトルツェやミヒャエル・へアヘーヘンからサインをもらいました。

私の部屋には、自主上映のずっと後まで「白バラは死なず」のポスターが貼ってありました。
ポスターにはゾフィー・ショル役のレナ・シュトルツェが正面を向いて大きく映っていました。
レナ・シュトルツェを近くで見たときには、「昔の恋人」に会ったような気がしたのでした。

「ゾフィーショルと白バラ展」は、有楽町の朝日ギャラリーで開かれました。
ミュンヘンの白バラ財団が所有するメンバーたちの写真やビラなどが展示され、
「白バラ」が私たちに残したものを、考えさせらる企画展でありました。


なお、「白バラの祈り」はDVDになっていて、販売もレンタルもされていますので、
まだ見ていない方は是非一度見て下さい。
















ミュヒャエル・へアヘーヘンのサイン



レナ・シュトルツェのサイン






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